良い組織は、良い答えよりも、良い問いから始まる
― 心理的安全性を育てる「問い」の力
心理的安全性という言葉は、多くの職場で知られるようになりました。
しかし、
「具体的には何をすればいいのか」
という問いに答えられる場面は、まだ多くありません。
心理的安全性とは、
「何でも自由に話せること」
ではありません。
安心して、
気づきや違和感を言葉にできる状態です。
では、その状態はどうすれば生まれるのでしょうか。
私は、その鍵は「問い」にあると考えています。
問いは、
相手を評価するためではなく、
相手の考えを引き出すためのものです。
良い問いがあると、
人は考え始めます。
話し始めます。
そして、お互いに耳を傾けるようになります。
実際に研修では、
問いを書き、
共有し、
対話するワークを行いました。
最初は緊張していた参加者の皆さんも、
時間が経つにつれて表情が柔らかくなり、
自然と対話が生まれていきました。
組織は、
制度だけでは変わりません。
研修を受けただけでも変わりません。
変わるきっかけは、
一人ひとりが
「考え」
「話し」
「共有する」
ことの積み重ねです。
問いは、その最初の一歩になります。
良い問いには、
正解がありません。
だからこそ、
立場の違う人の考えを知ることができ、
「そういう見方もあるのか」
という理解が生まれます。
その積み重ねが、
心理的安全性を育て、
強い組織をつくっていくのだと思います。
最後に
良い組織は、優れた答えを持つ組織ではなく、
お互いに問い続けられる組織なのではないでしょうか。

