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現在位置: ホーム1 / ブログ2 / 人はなぜ「欠けている所」ばかり見てしまうのか? 2026年6月25日...

人はなぜ「欠けている所」ばかり見てしまうのか?

― ゲシュタルト心理学から考える組織づくり
​
​
​
職場では、
​
「ここができていない」
​「また問題が起きた」
「もっと改善しなければならない」
​
そんな言葉が自然と増えていきます。
​
​
もちろん、問題を見つけることは大切です。
しかし、気づかないうちに
「問題だけを見る組織」になってしまうことがあります。
​
​
ある企業で研修を行った際、
参加者の方に一枚の図を見ていただきました。
​
​
完全な円と、一部が欠けた円。
すると多くの方が、欠けている方に自然と目を向けます。
これは性格やクセではありません。
​
ゲシュタルト心理学でも知られているように、
人は本能的に「欠けているもの」を補おうとする
認知の特徴を持っています。
​
​
人は進化の過程で、危険やマイナス要因を素早く察知し、
身を守る必要がありました。
そのため、欠けているものや問題に目が向きやすい
認知の特徴を持っていると考えられています。
​
​
この認知のクセは、職場にも表れます。
​
「社員のできていない所」
「上司の足りない所」
「会社の課題」
​
もちろん問題解決や改善は必要です。
​
​
しかし、そればかりを見続けると、
​
「できていること」
「少しずつ進歩していること」
「その会社ならではの強み」
​
まで見えなくなってしまいます。
​
​
実際にこの図をご覧になった担当者の方は、
「私はずっと欠けている所ばかり見ていたかもしれません」
と話してくださいました。
​
その一言が、とても印象に残っています。
​
​
見方のクセは、すぐには変わりません。
​
だからこそ、
まず必要なのは
「問題をなくすこと」
ではなく、
「自分は何を見ているのか」に気づくことです。
​
​
採用でも、
定着でも、
人材育成でも、
組織づくりでも、
​
本当に変化が始まるのは、
問題そのものより先に、
自分たちの”見方”が変わった時ではないでしょうか。
​
​
​
問題を見ることは大切です。
しかし、できていることも見る。
進んでいることも見る。
その両方を見られるようになった時、
人も組織も、少しずつ前へ進み始めます。
​
​
​

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